お笑いコンビ「ナインティナイン」のツッコミ担当として広く知られ、スポーツ番組のMCも務めるなど、幅広いジャンルで活躍している矢部浩之(やべひろゆき)さん。
そんな矢部浩之さんですが、どんな家庭で育ったのか気になりますよね。
この記事では矢部浩之さんの家族構成や両親について紹介していきます。
矢部浩之の家族構成図
矢部浩之は5人家族
矢部浩之さんは、5人家族です。
父親:矢部幸男(ゆきお)
母親:矢部富美枝(とみえ)
兄:矢部美幸(よしゆき)
矢部浩之
弟:矢部龍弘(たつひろ)
ご両親と兄弟3人という家族構成です。
矢部浩之さんは3人兄弟の次男なんですね。
矢部浩之の実家は大阪府吹田市
画像引用元:スポニチ
矢部浩之さんは、大阪府吹田市で育ちました。
幼少期、父親が知人に騙されて連帯保証人になったため、家計は破綻し、極貧生活を強いられることになりました。
祖父が手作りした1.5畳のプレハブ小屋が子ども部屋だったと言います。
借金取りも度々訪れ、クリスマスに黒いスーツ姿の借金取りが来た際は、「黒いサンタが来た」と思っていたそうです。
ジンジャエールが飲みたくても買えないので、生姜を砕き、砂糖と水で作った特製ジンジャエールを飲んでいたとのこと。
小学4年生の頃にサッカーを始め、高校ではエース10番として活躍するも、大阪府選抜に落選し、プロの夢を諦めたそうです。
3年生の引退試合の日、たまたま観戦にきていたサッカー部の1年先輩だった岡村隆史さんが、敗戦を悔やんで号泣する姿を見た矢部さんは、岡村さんをお笑いの道に誘いました。
この出来事がきっかけとなり、後に「ナインティナイン」の結成へと繋がっていきました。
矢部浩之の父親はどんな人?
父親のプロフィールや顔画像は?
画像引用元:M-media
名前:矢部幸男
生年月日:1939年
年齢:享年83もしくは84歳(2023年末死去)
職業:トラック運転手
出身:大阪府吹田市
父親の職業はトラック運転手
父親の職業は、トラック運転手です。
矢部は、トラック運転手の父親と専業主婦の母親を持ち、3人兄弟の次男として、大阪に生まれた。
引用元:ポストセブン
父親のエピソード
あまりのダメ人間ぶりで、矢部浩之さんのネタとしてよく登場していた父・幸男さん。
2023年に亡くなるまで、父親は家族を困らせ続けた“問題人物”だったようです。
知人に騙され2000万円の借金を抱えながらも、見栄っ張りで物欲が強く、ギャンブルやお酒もやめられず、詐病で仕事を休むこともあったといいます。
お年玉やアルバイト代も借金返済に充てられていたそうです。
芸人として成功後は、度々父から金銭を無心され、30万円を勝手に引き出され愛人に貢がれたことも。
さすがに怒ると、逆に「勘当じゃ!」と逆ギレされたといいます。
さらに矢部の口座から勝手に現金を引き出して愛人に貢いだり、借金の尻拭いを頼んでは、断られると「お前なんか勘当じゃ!」と逆ギレしていたというのだ。
引用元:Asageiplus
破天荒だったお父様は、若い頃に酒絡みのケンカで警察沙汰になったこともあったそうです。
晩年は声を失い、ひらがなボードで会話していたそうです。
亡くなる1週間前、「すま…」と指した姿に、謝罪の言葉かと涙ぐんだ矢部さんでしたが、続いたのは「すまほがほしい」。
それが最後のやり取りとなったそうですが、照れ屋な父なりの別れの言葉だったのかもしれません。
矢部浩之の母親はどんな人?
母親のプロフィールや顔画像は?
画像引用元:めちゃイケ
名前:矢部富美枝
職業:工場のパート
出身:佐賀県神埼市
母親の職業は工場でパート勤務
母親の職業は、工場でパート勤務です。
工場で働いていて、けっこう好待遇でなんと時給1,000円なんです。
引用元:女性自身
母親のエピソード
お母様は、たまにしか帰ってこないお父様に代わって、工場でパートをしながら家族を支えていたそうです。
昭和50年代当時、お母様はガラス工場で働き、当時の給料は7~8万円ほどでしたが、その収入で借金を返済していったと言います。
夕食にはウインナーとご飯だけという、極貧生活を送っていたものの、お母様は貧しくとも明るく、ユーモアを忘れませんでした。
おかんは天然気質で突然、意味不明の言動で周りを笑わす……いつも家の中には、笑いがあったように思います」と述懐している。
引用元:お笑いナタリー
困難な状況でも、母の愛情とユーモアが家族に元気を与えていたのでしょうね。
矢部浩之の兄はどんな人?
兄のプロフィールや顔画像は?
画像引用元:スポニチ
名前:矢部美幸
生年月日:1969年4月5日
年齢:56歳
職業:芸能モデル事務所社長
学歴:大阪府立茨木西高等学校
兄の職業は芸能モデル事務所の代表取締役社長
現在は、モデル・タレントエージェンシー「ラフェイスプロ」という芸能モデル事務所の代表取締役社長をされています。
兄のエピソード
兄・美幸さんは、弟・浩之さんとの関係が複雑になっていたこともあったようです。
兄・美幸さんは19歳でNSCに入学し、一時は芸人として活動していました。
弟・浩之さんが芸人を目指すきっかけとなった存在で、「ナインティナインの生みの親」とも言われています。
お兄さんを真似して養成所に入った矢部浩之さんですが、次々と成果を上げていき、お兄さんをどんどん追い越していきました。
浩之さんが「ABCお笑い新人グランプリ」で最優秀新人賞を獲得した年、お兄さんは芸人としての目標を見失い、芸人を廃業することになります。
その後はパチプロに転身しますが、500万円の借金を抱えても弟には一切頼らず、連絡も取らなかったそうです。
23歳でパチプロになったが、借金が500万円にふくれて25歳で失踪。26歳でトラック運転手になり33歳で借金を完済したが、その間、弟には連絡を取らなかった。
引用元:日刊スポーツ
浩之さんを避けていたお兄さんですが、知人に誘われ芸能事務所の立ち上げに関わったことをきっかけに、自信を取り戻し、弟とも少しずつ連絡を取るようになったそうです。
今では、ナインティナインについて「僕がルーツですよね」と言えるほどに気持ちの整理がついた美幸さん。
しかし、その境地にたどり着くまでには、きっと人知れぬ葛藤と努力があったことでしょう。
矢部浩之の弟はどんな人?
弟のプロフィールや顔画像は?
画像引用元:FNS27時間テレビ
名前:矢部龍弘
年齢:40歳(推定)
職業:介護士
弟の職業は介護士
弟の職業は、介護士です。
三男・龍弘さんは介護の仕事が忙しく出席できなかったそうだ。
引用元:女性自身
弟のエピソード
矢部浩之さんと弟・龍弘さんの年の差は、14歳と大きく離れています。
そのため、龍弘さんはほとんど一人っ子のような感覚で育ったそうです。
龍弘さんが物心ついた頃には、すでに矢部浩之さんは芸人としてブレイクしており、実家には仕送りも始まっていたことから、極貧生活は経験していないといいます。
龍弘さんは一般の方のため情報は限られていますが、2006年頃に一般女性と結婚し、2012年にはお子さんが誕生したと伝えられています。
もともと結婚願望がなかった浩之さんですが、弟の幸せそうな家庭を見て、結婚に対する考えが変わったと言われています。
仕送りなどを通じて家族を支えた浩之さんの姿からは、弟への深い思いやりも感じられます。